催眠術の進化と潜在意識の役割:最新の考え方

私たちの無意識は意識に上がらず、まるで自分が決断したかのように錯覚してしまうのです。 脳科学
私たちの無意識は意識に上がらず、まるで自分が決断したかのように錯覚してしまうのです。

移り変わる催眠の世界

現代において、催眠術はその歴史と共に大きく進化してきました。私は催眠クリエイター田村として、日本催眠術倶楽部での経験を元に、最新の催眠術の考え方を皆様にお伝えしたいと思います。

人々は長らく「意識」が何かを決定し、自らの意思で行動していると考えてきました。しかし、最近の研究や理解によって、実際には潜在意識が行動を決定していることが明らかになっています。驚くべきことに、何かをしようと意識的に感じる0.5秒から8秒前には、すでに潜在意識がその行動を決定しているのです。私たちの無意識は意識に上がらず、まるで自分が決断したかのように錯覚してしまうのです。

私たちの無意識は意識に上がらず、まるで自分が決断したかのように錯覚してしまうのです。
私たちの無意識は意識に上がらず、まるで自分が決断したかのように錯覚してしまうのです。

この誤認識のタイムラグによって、意識が判断したと感じてしまうのですが、実際には意識は潜在意識の一部にスポットライトを当てているだけで、全てをコントロールしているわけではありません。よく言われる「意識5%、無意識95%」という表現も、今となっては誤りであり、催眠の基礎的な説明は再考されるべき時代に来ていると言えるでしょう。

非言語催眠を取り入れた日本催眠術倶楽部の新しい講座では、従来の説明を根本から見直し、潜在意識と意識の関係についても新たな視点を提供しています。これにより、過去に催眠術を学んだ方も、新しい視点で再受講していただくことで、さらなる理解を深めることができるでしょう。

私自身も、皆様が催眠の可能性を広げ、日常生活に役立てられるよう、常に新しいアプローチを模索しています。ぜひ、一度足を運んでいただければ幸いです。

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