催眠術の練習は自転車のようなもの:基礎から上達への道
久々にマッサージ屋さんに行ってきた際、リラックスして傾眠状態に近い感覚を味わいました。この感覚もまた、催眠術の勉強として興味深いものです。今回は、先日新宿で開催した催眠術教室のフィードバックを共有しつつ、上達するための練習法について解説します。
新宿催眠術教室のフィードバック
5月18日に開催した無料講座に参加された方から、以下のような感想をいただきました
5/18の無料講座に参加した●●です。雑談を含めたご説明が面白く、とても有意義な時間でした。ユーチューブを見て予習をしてから受講したのですが、実際に練習をやってみると見ているだけとやってみるのとでは大違いで、色々な発見がありました。
上達するにはとにかくたくさん練習することだと教えて頂きましたが、「自転車のようだ」と思いました。
自転車はバランスを取りながら漕ぎ、ハンドルを操作しながら周囲に注意し、目的地に向かいます。慣れれば考え事をしたり鼻歌を歌ったりしながら運転できますが、初心者のうちは運転だけに全神経を集中させる必要があります。
自転車を無意識で運転するように、催眠の一連の作業を無意識に行えるようになると、相手の様子を観察する余裕が生まれると感じました。だからたくさん練習が必要。そういう理解でよろしいでしょうか?
この感想からも、催眠術の練習と上達のプロセスが明確にイメージできるのではないでしょうか?
練習と上達:催眠術の「自転車理論」
フィードバックにあるように、催眠術を学ぶプロセスはまさに「自転車の運転」のようなものです。初心者が初めて自転車に乗るときは、全ての動作に意識を集中させなければなりません。同様に、催眠術でも最初は一つひとつの手順に全神経を使います。
練習のポイント
- 繰り返し練習すること
初心者の段階では、技術が自然と身につくまで何度も練習を重ねることが重要です。これは、筋肉の記憶を鍛えるようなもので、反復することで動作がスムーズになります。 - 基礎を固めること
自転車に乗る際、バランス感覚を習得することが最初のステップであるように、催眠術でも基礎技術をしっかりと理解し実践することが不可欠です。 - 無意識のレベルに到達すること
自転車を無意識で運転できるようになると、周囲の景色を楽しんだり、考え事をする余裕が生まれます。同じように、催眠術でも基礎が無意識にできるようになれば、相手の表情や反応を観察する余裕が生まれ、さらに効果的な技術が使えるようになります。
非言語催眠と実践の重要性
催眠術の中でも「非言語催眠」は特に練習が重要です。非言語催眠は、言葉に頼らず身体や表情、ジェスチャーを用いて相手を催眠状態に導く技術です。これには繊細な観察力と柔軟な対応力が求められるため、実践を通じたスキルの向上が欠かせません。
非言語催眠の練習法
- ペア練習を行う
他の受講者や友人とペアになり、実際に技術を試すことで、理論だけではわからない感覚を体験できます。 - フィードバックを受ける
練習のたびに講師や相手からフィードバックをもらうことで、改善点を明確にできます。 - 日常生活で応用する
相手の動作や表情を観察する癖をつけることで、非言語的なコミュニケーション能力が高まります。
催眠術を楽しむ心構え
練習を重ねる過程では、技術がうまくいかないこともあります。しかし、楽しむ心を忘れずに取り組むことで、モチベーションを維持しやすくなります。催眠術は、人とのコミュニケーションを深める技術でもあるため、技術を磨く過程そのものが充実感をもたらしてくれるはずです。
催眠術の上達は練習の積み重ね
催眠術を習得するには、何よりも「場数をこなす」ことが重要です。特に非言語催眠のような高度な技術では、実践を通じて初めて見えてくるポイントがたくさんあります。自転車の運転のように、最初は意識的に練習を重ね、やがて無意識にスムーズな技術が使えるようになるまで努力を続けましょう。
「催眠クリエイター田村」として、多くの方が催眠術を楽しく学び、日常生活で活用していただけるよう、これからも講座を開催していきます。ぜひ一緒に技術を磨き、さらなる成長を目指しましょう!
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