催眠術と気功の違い、そして非言語催眠への興味
こんにちは、催眠クリエイター田村です。
本日は北海道に出張で訪れています。北海道はやはり少し肌寒さを感じる季節です。
さて、先日開催された催眠術教室にご参加いただいた方から、とても興味深い感想をいただきました。以下に引用させていただきます。
参加者の感想
田村様
先日は有難うごさいました。
催眠術と気功の違いを知りたくて、参加させて頂きました。
うっすらわかったようで、わからないようなぼんやりした感じですが、共通点はいくつかわかりました。
特に、思考停止状態での働きかけ(働きかけられる)の感覚体験は面白かったです。
非言語催眠にも興味がでてきました。
有難うごさいました。
気功と催眠術の共通点と違い
催眠術と気功、この二つの技術には多くの共通点がありますが、その本質を理解することで両者の違いも見えてきます。
共通点
どちらも「意識状態」にアプローチする技術であり、人の心身に働きかける方法です。思考を一時的に停止させるような状態を作り出し、その中で特定の感覚や効果を引き出す点では、非常に似ています。例えば、リラックス効果や集中力の向上は、気功でも催眠術でも得られる結果の一つです。
違い
違いを一言で表現するなら、「抽象度」にあります。
- 気功:抽象度が高く、エネルギーや気といった目に見えないものを扱います。これは非常に感覚的で、個々人の体験や解釈に依存する部分が大きいです。
- 催眠術:具体性が高く、心理学や科学的根拠に基づく技術として確立されています。催眠術では具体的な誘導方法やアプローチが体系化されているため、学びやすい点も特徴です。
どちらの技術も独自の魅力がありますが、両方を学ぶことで、それぞれの強みが立体的に理解できるようになります。この「立体的な理解」こそが、技術を自分のものにするための重要なステップです。
非言語催眠の魅力
今回の感想で特に興味深かったのは、「非言語催眠」に対する関心が高まったという点です。
非言語催眠とは、言葉を使わずに相手に働きかける技術です。これは言葉以上に深いレベルでのコミュニケーションを可能にし、相手の潜在意識に直接アプローチします。
例えば、非言語催眠では、以下のような方法を使います。
- 視線やジェスチャー:無言で相手の注意を引きつけ、安心感を与える。
- 呼吸のリズム合わせ:相手と同じ呼吸のリズムを取ることで、信頼関係(ラポール)を築く。
- 身体的な動き:リズミカルな動きやタッチを通じて、心地よいトランス状態を誘導する。
非言語催眠を学ぶことで、言葉に頼らずに人との深いコミュニケーションが可能になり、様々な場面で応用することができます。
催眠術を学ぶメリット
催眠術は初心者にも学びやすい具体性の高い技術ですが、気功や非言語催眠と組み合わせることで、より深い効果を得ることができます。以下はその具体的なメリットです。
- 自己改善の促進:自己肯定感の向上や集中力アップなど、日常生活にも役立つ効果があります。
- 他者への応用:職場や家庭でのコミュニケーション改善、セラピーとしての活用。
- 深い自己理解:意識状態を探求することで、自分自身の心の仕組みを理解できる。
最後に
今回の教室に参加いただいた皆様、そして感想をお寄せいただいた方に心から感謝いたします。催眠術と気功の違いについて興味を持っていただけたこと、さらに非言語催眠にも関心を持っていただけたことは、とても嬉しく思います。
これからも日本催眠術倶楽部では、催眠術の魅力を多くの方にお伝えしていきたいと思っています。気功や非言語催眠に興味がある方も、ぜひお気軽に教室にご参加ください。
北海道の澄んだ空気の中で、次回の教室の準備を進めながら、この素晴らしい出会いに感謝を感じています。それでは、またお会いしましょう。
日本催眠術倶楽部
催眠クリエイター田村
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