アメリカで遭遇したトラブルと学び:カルマの教え

お茶会

アメリカでの思わぬ体験:カルマと学び

アメリカ滞在中、出前を注文したものの商品が届かないという出来事に遭遇しました。これが単なるトラブルにとどまらず、「カルマ」について考えるきっかけとなるとは予想もしませんでした。催眠クリエイター田村の視点で、この体験をお伝えします。


出前が届かない!? ダラスでの珍事件

その日は雨の降るダラス。傘を持っていなかった私は、風邪をひくリスクを避けるため、外出せず出前を取ることにしました。注文したのは「Sushizushi」というお店。オンラインでクレジット決済を済ませ、90分ほど待っていましたが、商品は一向に届きません。

ホテルから電話で問い合わせてみると、電話を切られるという信じがたい対応が。何度か試しましたが同じ結果でした。そこでホテルのロビーに降り、スタッフに電話をお願いしました。以下がそのやりとりです。

  • ホテルスタッフ:「お客様が注文した商品が届いていないようです。」
  • Sushizushi:「配達には行ったが部屋番号がわからなかったので商品を持ち帰った。」

確かに部屋番号は入力済みだったため、こちらに落ち度はありませんでした。さらに、「これから再配達するがデザートのアイスクリームは溶けてしまったので、その分は返金する」とのこと。了承して部屋に戻ったものの、22時を過ぎても商品は届きませんでした。

再度ホテルスタッフに電話してもらったところ、驚くべき返答が。

  • Sushizushi:「商品はすでに届けた。何の電話だ?」

お店側が嘘をつき始めたのです。この瞬間、私は完全に詐欺に遭ったことを確信しました。


カルマとインド人スタッフの教え

最終的に約4000円分の詐欺に遭いました。立証が難しいため、返金交渉をするのも無駄だと判断し、諦めることにしました。その夜、親切なホテルスタッフが車でマクドナルドまで送迎してくれました。このスタッフはインド人男性で、車内での会話が印象的でした。

  • スタッフ:「あなたの宗教は何ですか?」
  • 田村:「仏教徒です。」
  • スタッフ:「カルマですよ。」

彼は続けてこう言いました。「良いことをすれば良いことが返ってくる。悪いことをすれば悪いことが返ってくる。お店の人は4000円を騙し取ったが、彼もいずれ同じ目に遭うでしょう。あなたは正しい行動を取り続ければいいのです。」

この言葉は、騙されたという苛立ちを和らげてくれました。また、チップを渡そうとした際に彼がそれを断ったことで、彼の誠実さに感動しました。


金銭よりも大切なもの

翌日にはダラスを離れる予定だったため、詐欺を追及するための時間を割くことはできませんでした。私が4000円を失ったことは事実ですが、それ以上に重要な学びを得たと感じています。インド人スタッフの言葉が示すように、目先の損得に囚われるのではなく、正しい行動を続けることが本質的な価値を生むという考え方です。


「カルマ」から学ぶ人生の教訓

今回の出来事は、不誠実な行為に遭遇したときの対処法を考えるきっかけとなりました。同時に、善意を持って接する人々の存在が、どれほど救いになるかを実感しました。カルマという言葉が示すように、良い行いは巡り巡って自分に返ってくるものです。


まとめ:次の一歩へ

ダラスでのこの経験は、単なるトラブルではなく、大きな学びを得る機会となりました。次の日は気を取り直してJFK暗殺現場を訪れる予定です。旅先でのトラブルもまた、後に思い出となり、新たな視点を与えてくれるものです。

この体験を糧に、今後も正しい行動を心がけ、旅を続けたいと思います。

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